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魚忠総務企画室佐藤 名古屋の老舗魚屋・寿司屋『魚忠』に勤務 お魚に興味を持つ情報を発信していきます。 魚を食べよう!

骨が怖くなくなる!家庭でもできるプロ直伝・魚の下処理完全ガイド

はじめに 魚料理に挑戦したいけれど、「骨が怖い」「下処理が面倒」「失敗しそう」と感じていませんか。実は、魚の骨トラブルの多くは下処理の基本を知るだけで防げます。 本記事では、魚料理のプロフェッショナルの視点から、家庭でも安全・簡単にできる魚の下処理を丁寧に解説します。この記事を読めば、魚料理への不安が解消され、毎日の食卓に魚を取り入れやすくなるはずです。 【第1章】なぜ魚料理は「骨が怖い」と感じるのか 骨トラブルが起きやすい家庭調理の落とし穴 家庭で魚料理をする際、骨トラブルが起きる最大の原因は「見えない ...

サメの歯はどうして何回もはえかわるの?

はじめに 海の中でもっとも強い生き物の一つ、サメ。そのサメの口の中には、するどい歯がぎっしりとならんでいます。じつは、サメの歯はぬけてもまた新しい歯がはえてくる、とてもふしぎなしくみをもっているのです。 わたしたち人間は、子どものころに乳歯がぬけて、大人の歯にはえかわります。でも、大人の歯がぬけてしまったら、もう二度とはえてきません。ところがサメは、一生のうちに何千本も、何万本も歯をとりかえることができるのです。 どうしてサメの歯は何回もはえかわるのでしょうか。そして、そのしくみはサメにとってどんないいこ ...

イカはなぜ墨を吐く?——"逃げるため"だけじゃない意外な役割

はじめに お寿司屋さんでイカの握りを頼んだとき、ふと思ったことはありませんか?「そういえば、イカってなぜ墨を吐くんだろう?」多くの人は「敵から逃げるためでしょ」と答えるかもしれません。確かにそれは正解です。でも、実はそれだけではないんです。 イカの墨には、私たちが想像する以上に巧妙な戦略が隠されています。単なる煙幕ではなく、化学兵器であり、囮(おとり)であり、時には攻撃武器にもなる——まるで忍者の道具のような多機能ぶりなのです。 さらに驚くべきことに、イカ墨は人間にとっても価値のある存在です。料理の世界で ...

最強の魚ランキングTOP5【戦闘力測定】

はじめに:最強を決める「3つの基準」 「海で一番強い魚は?」この質問に、あなたはどう答えますか?多くの人がサメを思い浮かべるでしょう。でも、ちょっと待ってください。本当の「強さ」とは何でしょうか? 単に体が大きいだけでは、最強とは言えません。ボクシングに階級があるように、生物の強さも多角的に評価する必要があります。そこで今回は、魚類の戦闘力を科学的かつエンターテイメント的に格付けしていきます! 単なる大きさではない!このランキングのルール説明 このランキングでは、魚の「総合戦闘力」を以下の3つの基準で評価 ...

クラゲは脳も心臓もないのに生きられる?——生命の"最低限"を考える

はじめに 水族館の暗闇の中、ゆらゆらと漂うクラゲの姿に見とれたことはありませんか?幻想的な光に照らされて浮遊するその姿は、まるで宇宙を漂う生命体のよう。でも、驚くべきことにクラゲには脳も心臓もありません。「えっ、それでどうやって生きているの?」そんな疑問を持つのは当然です。 実は、クラゲの存在は私たちに重要な問いを投げかけています。生命が生きるために本当に必要なものは何なのか?複雑な臓器がなくても生命は成立するのか?この記事では、神秘的なクラゲの体のしくみを通じて、生命の"最低限"について一緒に考えていき ...

カツオの回遊距離はどれくらい?——1年で地球◯周ぶんの泳力

はじめに 刺身だけじゃない、カツオの驚異の正体 カツオと聞いて思い浮かぶのは、新鮮な刺身やたたき、ご飯がすすむ漬け、そして懐かしいなまり節。日本人なら誰もが一度は口にしたことがある、食卓の定番ですよね。 でも、その美味しいカツオが、実は**海の世界でも屈指の"長距離アスリート"**だって知っていましたか? カツオは1年間で数千キロ〜1万キロ以上も泳ぎ続けます。地球一周の4万キロには届かないものの、体長60〜70cmほどの魚がこれほど移動するのは、まさに驚異的。人間に例えるなら、毎日フルマラソンを走り続ける ...

エビの赤色は本来の色じゃない?——加熱で起きる“色の化学”

はじめに お鍋の中でエビがみるみる鮮やかな赤色に染まっていく瞬間——料理をしていて、思わず見とれてしまいますよね。 でも、ちょっと待ってください。生のエビをよく見ると、実は赤くないんです。 スーパーで売っている生エビは、種類にもよりますが、 こんな感じで、むしろ「地味」な印象。それなのに、加熱した途端、あんなに鮮烈な赤色に変わるなんて、不思議だと思いませんか? 実はこの変化、エビの体に秘められた「色の魔法」なんです。 赤色の正体は「アスタキサンチン」 エビの体には、もともとアスタキサンチンという赤い色素が ...

タコの心臓は3個、脳は9個?——驚異の身体構造を科学的に解説

はじめに 海の中を優雅に泳ぐタコ。 一見すると、ただの軟体動物に見えるかもしれません。でも、もしあなたが「タコの体の中」を覗けたとしたら―― そこには、私たちの常識を根底から覆す驚異の世界が広がっています。 心臓が3つ。 脳が9つ。 「え、どういうこと?」と思いましたよね。 私たち人間は心臓1つ、脳1つで生きています。それが「普通」だと思っていました。 ところがタコは、まるでSF映画から抜け出してきたような、信じられない体の仕組みを持っているのです。 これは決して「奇妙な生き物」という話ではありません。 ...

フライは粉の配合で決まる:薄力・米粉・片栗の黄金比と油温チャート

はじめに 魚のフライは「揚げる技術」だけで決まりません。衣=粉の設計で8割が決まります。薄力粉はグルテンで接着と香ばしさを担い、米粉はグルテンを含まないため軽く歯切れ良い殻を作り、片栗粉(馬鈴薯デンプン)は薄膜で水分を閉じ込める役目を持ちます。つまり、粉の配合を変えるだけで、同じ魚でもサクッ/カリッ/ふわっのバランスがガラッと変わるのです。 本稿では、家庭でも再現しやすい黄金比(薄力:米粉:片栗)と、魚種・厚み別の油温チャートを明示します。グルテンの出過ぎを抑える混ぜ方、ベチャつきを起こさない打ち粉→バッ ...

プロの出汁は“魚の骨”から:あら炊き・潮汁・ブイヤベースの黄金比

はじめに 出汁(だし)は“水に味を移す技術”です。魚の場合、その味の設計図は骨・皮・血合い・鱗・結合組織(コラーゲン)にあります。つまり「どの部位を、どの順で、どの温度で扱うか」で、澄みきった旨味にも、濁って生臭い汁にもなり得ます。本稿では和洋の代表格──あら炊き/潮汁/フィメ・ド・ポワソン/ブイヤベース──を、家庭で再現できる黄金比(配合)と温度管理まで落とし込み、失敗の原因を理屈で断ち切ります。 第1章 出汁の“骨格”を知る:魚骨の構造・旨味分子・雑味の正体 旨味の担い手:遊離アミノ酸・核酸・コラーゲ ...

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