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はじめに
せっかく新鮮な魚を手に入れても、「保存の仕方、これで合ってるのかな?」と悩むこと、ありませんか?
冷蔵か冷凍か、ラップか保存袋か…ちょっとした違いで、魚の鮮度や風味に大きな差が出てしまうこともあります。
今回のテーマは、「魚の保存法」。
家庭でもすぐに実践できるコツを、やさしく、ていねいに解説していきます。
魚をもっと美味しく、もっと無駄なく楽しむためのヒントが、きっと見つかりますよ。
第1章 魚の保存、冷蔵と冷凍の使い分け

魚を買ってきたあと、「とりあえず冷蔵庫に入れれば大丈夫かな」と思っていませんか?
もちろん冷蔵保存も大切ですが、魚の鮮度を保ち、美味しさをできるだけ長く保つには、“冷蔵”と“冷凍”をうまく使い分けることが重要です。
ここでは、魚の性質に合わせた冷蔵・冷凍の基本的な考え方と選び方の目安を、わかりやすくご紹介します。
魚の保存は「時間」がカギ
まず前提として知っておきたいのは、魚はとても傷みやすい食材だということです。
とくに内臓のある魚は、酵素や菌の働きで、時間とともに急速に劣化が進みます。
ですから、「買ったその日のうちに食べるのか?それとも数日後か?」を基準に、保存方法を分けることが大切なのです。
冷蔵保存が向いている場合
以下のようなときは、冷蔵保存でOKです。
- 今日か翌日までに食べる予定がある
- 刺身用など、生のまま食べる予定がある
- 下処理(内臓・血抜き)を済ませている
ただし、冷蔵といっても、そのままパックのまま保存するのはNGです。
スーパーのパックは流通用で、家庭用の保存には向いていません。買ってきたらすぐに以下のような対策をしましょう。
冷蔵保存の基本手順
- キッチンペーパーで表面の水分をふき取る
- 新しいラップで包むか、保存容器に移す
- 冷蔵庫の「チルド室」や「パーシャル室」へ(できるだけ低温で)
温度の安定した場所で保存することが、鮮度維持のポイントです。
冷凍保存が向いている場合
逆に、こんなときは冷凍がおすすめです。
- 食べるのが2日以上先になりそう
- まとめ買いした魚をストックしたい
- 切り身や加工用にすでにカットしてある
冷凍保存のメリットは、鮮度を“止める”ことができる点です。
ただし、解凍のタイミングや方法によっては、味が落ちることもあるため、保存前の処理がとても重要です。
冷凍保存の基本手順
- 水分をしっかりふき取る(ドリップは冷凍焼けの原因)
- 空気に触れさせないよう、ラップで密着させて包む
- ジッパー付き保存袋に入れ、できるだけ空気を抜く
- 金属バットなどにのせて、急速に冷凍する
ポイントは、空気と水分をしっかり遮断すること。こうすることで、冷凍庫内での乾燥(冷凍焼け)や臭い移りを防げます。
見極めの目安:「保存時間×用途」
食べる予定 | 保存方法 | 補足ポイント |
---|---|---|
当日〜翌日 | 冷蔵 | キッチンペーパー+ラップで包む/低温で保存 |
2日以上 | 冷凍 | 水気を取り、密閉して急速冷凍するのがベスト |
刺身用 | 冷蔵 | できるだけ当日中に食べる。冷凍は食感が落ちやすい |
加熱用 | 冷蔵/冷凍 | 冷凍しても品質が安定しやすい(味噌漬けなどは特に○) |
鮮度と風味を守るコツ
- 魚を買ったら、帰宅後できるだけ早く保存処理を行いましょう
- 氷水で軽くしめると、臭みや雑菌を落とすのに効果的です
- 一匹ものは内臓を取り除くことで保存期間が大きく伸びます
- 調味液に漬ける(味噌・酒粕・塩)と冷蔵でも日持ちします
「魚を買ったらすぐにどう保存するか?」を意識するだけで、味わいや安全性が大きく変わります。
次章では、「ラップかジップか?保存袋の違いと選び方」をテーマに、より具体的な保存アイテムの使い分けについてお話しします。お楽しみに。
第2章 ラップ?ジップ?保存袋の違いと選び方

魚の保存には、「ラップで包む」「ジッパー付き保存袋に入れる」など、いくつかの方法があります。
どちらもよく使われる方法ですが、「何が違うの?」「どちらを選べばいいの?」と迷う方も多いかと思います。
この章では、それぞれの特徴と使い分けのコツをわかりやすくご紹介します。目的や保存期間に合わせて正しく選ぶことで、魚の鮮度や風味をしっかり守ることができます。
ラップ保存の特徴と向いている場面
ラップ保存は、魚の表面にぴったりと密着させられるのが最大のメリットです。
空気との接触を減らすことで、酸化や乾燥を防ぎ、魚の変色や臭みの発生を抑えます。
ラップ保存が向いているのは…
- 切り身や一口サイズの魚
- 冷蔵保存(短期)向け
- 表面が乾燥しやすい魚(白身魚など)
- すぐに調理する予定の魚
ラップ保存のポイント
- キッチンペーパーで水分をしっかり取ったあとに包む
- ぴったり密着させるように包む(隙間をつくらない)
- さらにアルミホイルや保存容器に入れておくと、におい移りを防げる
保存日数は冷蔵で1〜2日が目安です。長期保存には向きません。
ジッパー付き保存袋(ジップロックなど)の特徴と向いている場面
ジッパー付き保存袋は、密封性が高く、冷凍保存にも適しています。
ラップだけでは守りきれない水分や臭い、冷凍庫の乾燥からも、より強く魚を保護できます。
ジップ保存が向いているのは…
- 冷凍保存(長期)をしたい魚
- ラップ+袋での“二重保存”をしたいとき
- まとめ買い・小分け保存をしたいとき
- 味噌や醤油などで漬け込んだ状態で保存したいとき
ジップ保存のポイント
- 魚を1切れずつラップで包んでから袋に入れるのがベスト
- 袋の中の空気はできるだけしっかり抜く(ストローや手押しで)
- 金属バットにのせて急速冷凍すると、品質が落ちにくくなります
冷凍であれば2〜3週間程度を目安に食べきるのがおすすめです。
二つを組み合わせると最強
実は、ラップとジップ袋は“併用”するのが理想的な保存方法です。
- 魚の水分を取り、ラップでぴったり包む
- 空気を抜きながらジップ袋に入れる
- 冷凍庫に平らに置き、急速冷凍する
この方法で保存すると、冷凍焼け・酸化・臭い移りを防ぎながら、鮮度と風味を最大限に保つことができます。
それぞれのメリット・デメリットまとめ
保存方法 | 向いている魚 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ラップのみ | 短期保存用・冷蔵 | 密着性が高く扱いやすい | 長期保存には不向き |
ジップ袋のみ | 加熱用・冷凍向き | 密封性が高くストックしやすい | 空気が残ると劣化しやすい |
ラップ+ジップ袋 | ほぼすべての魚 | 鮮度・風味をしっかりキープ | 手間が少しかかる |
保存方法は、「いつ食べるか」「どのように調理するか」によって選ぶのがコツです。
次章では、魚を保存する前に迷いがちなポイント、「下処理してから保存するべき?それともそのまま?」について解説してまいります。下ごしらえのタイミングひとつで、魚の美味しさが変わることもありますよ。
第3章 下処理して保存する?しない?タイミングのコツ

魚を保存するとき、「下処理してから保存すべきか、それとも丸ごとのままがいいのか?」と悩んだことはありませんか?
実は、魚の種類や用途、保存期間によって“下処理のタイミング”が変わります。
ここでは、迷いやすいその判断ポイントを、状況別にわかりやすく解説していきます。
下処理とは?どこまでを指すのか
まず「下処理」とは、以下のような工程を指します:
- 内臓の除去
- 血合いの洗浄
- 鱗(うろこ)取り
- 頭や尾のカット
- 三枚おろし、切り身への加工
魚によっては簡単な処理で済むこともあれば、やや手間のかかる工程もあります。
どの処理が必要かは、保存する目的や日数、調理法に応じて変えるのが基本です。
保存前に下処理した方がよいケース
以下のような場合には、事前に下処理を済ませてから保存する方が断然おすすめです。
1. 冷凍保存を前提としているとき
冷凍保存では、内臓や血合いをそのままにすると臭みや劣化の原因になります。
魚の体内に残る酵素や菌が、冷凍中でもじわじわと悪影響を及ぼしてしまうからです。
とくに以下の処理が重要です:
- 内臓は必ず取り除く
- 血合い(背骨・腹骨まわり)もきれいに洗う
- 水分をしっかりふき取ってからラップ&冷凍
このひと手間で、冷凍後の魚の臭みやドリップを大きく減らすことができます。
2. 加熱調理用にまとめて保存するとき
魚の切り身やぶつ切りにしておけば、解凍後すぐに調理ができて時短にもなります。
忙しい平日などにすぐ使える“下ごしらえ済み冷凍ストック”として重宝します。
下処理をしない方が良い場合
一方で、保存前にあえて下処理をしない方がよいケースもあります。
1. 刺身など“生”で食べる予定があるとき
お刺身やカルパッチョなどで食べる予定の魚は、調理直前に処理した方が鮮度や食感を保てます。
とくに白身魚は、切ってから時間が経つと水分が抜け、身がパサつくことがあります。
そのため、できれば保存中は丸ごと、または三枚おろしまでにとどめ、食べる直前に皮を引いてスライスするのが理想です。
2. 保存期間がごく短い(当日〜翌日)
当日または翌日に調理する予定であれば、無理にすべての下処理を済ませる必要はありません。
むしろ、切り口が増えることで劣化が早まることもあるため、あえて余計な加工をせず、内臓だけ抜いておく、などの最小限にとどめるのがベターです。
処理する・しないの目安一覧
保存の目的 | 下処理の有無 | 処理すべき内容 |
---|---|---|
冷凍保存(長期) | する | 内臓除去・血合い洗浄・水分除去 |
冷蔵保存(1〜2日) | 最小限 | 内臓のみ/必要に応じて血合い |
刺身で食べる | しない | 直前に処理(皮引き・スライス) |
加熱用まとめ保存 | する | 切り身または調理しやすくカット |
ひと手間が美味しさを守る
下処理のひと手間は、「魚をより美味しく、安全に食べるための準備」でもあります。
特に内臓や血合いの処理をしっかり行うだけで、保存中の臭みや劣化、調理時の手間を大幅に減らすことができます。
次章では、そんな処理や保存の手間を省きつつ、美味しさだけを手軽に楽しめる「魚忠ECサイト」の活用法をご紹介いたします。
「魚は難しい」を覆す、便利で頼れる冷凍魚の世界をのぞいてみましょう。
第4章 魚忠ECサイトなら、届いたらすぐ冷凍OK

「保存方法はわかったけれど、魚の下処理ってやっぱり大変…」
そんな方には、魚忠ECサイトの冷凍魚商品がおすすめです。
魚忠は、創業70年以上の老舗魚屋。
その目利きと仕込みの技術を活かし、味噌漬け・西京漬け・煮魚などを、すぐ冷凍保存できる状態でお届けしています。
すべてプロが下処理&味付け済み。
届いたらそのまま冷凍庫へ。食べたいときに焼くだけ・温めるだけでOKです。
保存に悩まず、魚の美味しさを気軽に楽しみたい方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
次章では、これまでの内容を振り返りながら、「保存を制する者は、魚を制す」と言っても過言ではないほど大切な“魚との付き合い方”について、改めてまとめていきます。
おわりに 魚の保存を制する者が、味を制す
魚は、ほんの少しの違いで「最高に美味しい」から「あれ、ちょっと臭うかも…」になってしまう、繊細な食材です。
だからこそ、どう保存するかで、その味わいと食卓の満足度が大きく変わるのです。
今回のブログでは、
- 冷蔵と冷凍の使い分け
- ラップと保存袋の違い
- 下処理のタイミング
- 手軽に使える魚忠の冷凍魚
といったポイントから、家庭で魚を無理なく、でもしっかり美味しく楽しむための保存術をご紹介してきました。
保存というのは、調理の前にある“準備”のひとつですが、そこに少し手間と知識を加えるだけで、魚のポテンシャルを最大限に引き出すことができるようになります。
そして、毎日忙しい方にとっては、保存そのものに手間をかけずに済む「おいしい冷凍魚」をストックするという選択も、魚とのよい付き合い方です。
「保存を制する者が、味を制す」
これは大げさな表現ではなく、実際に魚を扱う現場でも、家庭でも、共通して言える大切な考え方です。
冷蔵庫の中にある魚たちを、上手に、無駄なく、美味しく。
そんな日々の積み重ねが、きっと毎日のごはんを、そして食べる人の気持ちを、豊かにしてくれるはずです。
どうぞ、魚との時間をもっと楽しく、もっと美味しくしていってくださいね。