はじめに 海水魚は常に塩分濃度の高い海の中で生きていますが、その身は塩辛くありません。一方で、川魚も淡水の中で育ちながら、塩抜きしなくても普通に食べることができます。 では、なぜ海の魚の身はしょっぱくならないのでしょうか?また、海水魚と淡水魚の体の仕組みにはどんな違いがあるのでしょうか? 実は、魚の体は周囲の水環境に適応するために、**特別な「浸透圧調節機能」**を持っています。この仕組みによって、海の魚は体内の塩分を適切に調整し、塩辛くならないようにしているのです。 本記事では、海水魚と淡水魚の体の違い ...