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魚忠総務企画室佐藤 名古屋の老舗魚屋・寿司屋『魚忠』に勤務 お魚に興味を持つ情報を発信していきます。 魚を食べよう!

イカナゴ稚魚2,000匹放流!神戸が挑む“資源復興プロジェクト”の全貌

はじめに 瀬戸内海の春の風物詩として知られるイカナゴ漁。かつては神戸・播磨灘沿岸の港町で春の訪れを告げる風物詩として、多くの家庭で「くぎ煮」が炊かれ、地域の食文化として親しまれてきました。しかし、近年は資源量の激減により漁獲量は激減し、イカナゴ漁そのものが休漁となる年も珍しくなくなりました。 こうした中、神戸市が主導となり「イカナゴ稚魚2,000匹の放流プロジェクト」が始動しました。本記事では、イカナゴ資源の現状とこの復興プロジェクトの狙い、今後の展望について、専門的な視点からわかりやすく解説してまいりま ...

ホタテ“中国再開”に期待と不安 価格高もリスク懸念

はじめに 長らく続いた中国による日本産水産物の禁輸措置が一部緩和され、ホタテの輸出再開が注目を集めています。国内で滞留していたホタテ在庫の行き先が開けるという期待が高まる一方、漁業関係者の間には新たな不安も渦巻いています。価格高騰のリスク、中国依存の再燃、そして日本の水産業の今後――。本記事では、「中国再開」というニュースの裏側にある期待と懸念をわかりやすく解説してまいります。 第1章:なぜ今、中国向けホタテ輸出が再開されたのか? ■ 中国による輸入停止措置の経緯 2023年8月、日本の東京電力福島第一原 ...

1956年以来の危機—日本の水産業が直面する課題と解決策

はじめに 日本は四方を海に囲まれ、豊かな漁場に恵まれた“魚の国”として、長年にわたり世界有数の漁業国としての地位を築いてきました。しかし現在、日本の水産業はかつてないほどの深刻な危機に直面しています。1956年以降、漁業者数や漁獲量は減少の一途をたどり、その減少幅と速度は戦後最大規模とも言われています。 漁師の高齢化、魚価の低迷、海洋環境の変化、そして世界的な食料安全保障の緊張――そのすべてが今、日本の漁業を追い詰めています。 本記事では、なぜ今「1956年以来の危機」と言われるのかを明らかにし、日本の水 ...

“イカの町”に異変!函館スルメイカ不漁の真相

はじめに 北海道・函館――「イカの町」として名高く、透き通ったスルメイカの刺身はこの街を代表する味覚として知られてきました。しかし今、そんな函館に異変が起きています。港にイカの姿が見えない。漁獲量が年々減少し、ついには「不漁」という言葉が定着するまでに。この異変は、地元漁業者や観光業者だけでなく、全国の食卓にも静かな波紋を広げています。 本記事では、函館のスルメイカに何が起きているのか。その背景にある海の変化、国際事情、そして私たちの食文化への影響を探ります。 第1章:函館=イカの町、なぜそう呼ばれるよう ...

魚の名前に隠された秘密10選!なぜ“タチウオ”は立って泳ぐ?

はじめに 魚の名前には、見た目や生態、歴史や地名など、さまざまな由来が隠されています。私たちが何気なく呼んでいるその魚の名前、実はとても奥深い意味を持っているかもしれません。例えば「タチウオ」は、本当に“立って泳ぐ”のか?「アイナメ」には“愛”が込められている?――そんな疑問をひもとくと、魚の世界がもっと身近に、もっと楽しく見えてくるはずです。 本記事では、知っているようで知らない“魚の名前の由来”に迫り、その秘密を5種ピックアップしてご紹介します。 第1章:タチウオ――名前の通り立って泳ぐ? ●「タチウ ...

“幻のホタテ”化?陸奥湾のSOSを読み解く

はじめに 青森県・陸奥湾――全国でも有数のホタテの産地として知られ、甘みと旨味を兼ね備えた極上のホタテは、長年多くの食卓を彩ってきました。しかし近年、その陸奥湾で“異変”が起きています。養殖ホタテの大量死、漁獲量の激減、価格の高騰……。かつては豊富だったホタテが、今や“幻のホタテ”になりつつあるのです。 本記事では、この“陸奥湾ホタテショック”の背景にある自然環境の変化や人間活動の影響を丁寧に解説し、私たちの食卓との関係について深掘りしてまいります。 第1章:陸奥湾で起きているホタテの異変とは? ●日本屈 ...

サバが高級魚に?“サバショック”の真相と私たちの食卓

はじめに かつて庶民の味方だったサバが、いまや「高級魚」として扱われ始めているのをご存知でしょうか?近年、魚価の高騰や漁獲量の減少、そして世界的な需要の変化によって、私たちの身近な魚・サバにも大きな変化が訪れています。今回は、“サバショック”と呼ばれるこの現象について、その原因と影響、そして私たちができることについて解説いたします。 第1章:サバはなぜ高騰したのか?“サバショック”の背景 ●“庶民の魚”サバに異変が起きている かつては焼き魚や味噌煮として家庭の定番だったサバ。脂がのっていて栄養価も高く、価 ...

魚の骨はなぜ喉に刺さる?構造と予防のポイント

はじめに 「魚を食べていたら骨が喉に刺さった!」という経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。美味しい魚料理が一転して“苦い記憶”になる瞬間――それは、魚の骨が持つ特徴と、私たちの喉の構造に原因があります。今回は、魚の骨がなぜ刺さりやすいのか、その理由とともに、日常でできる予防法や、刺さったときの対処法までを丁寧に解説いたします。 第1章:魚の骨の構造と特徴:なぜ刺さりやすいのか? ●魚の骨は“しなやかで鋭い” 魚の骨は、哺乳類のような太くて硬い骨とは異なり、細く、柔軟で、先端が鋭い形状をしています ...

イカとタコ、どう違う?進化と知能の意外な真実

はじめに 「イカとタコって、どっちが頭がいいの?」「似ているようで違うよね」普段よく食べている海の幸、イカとタコ。実はこの2つ、見た目や食感だけでなく、進化の過程や能力にも驚くほどの違いがあります。今回は、イカとタコの違いを、構造・行動・知能などの視点から掘り下げてご紹介いたします。 第1章:イカとタコの体の違いと進化のルーツ ●同じ軟体動物、でも分類が違う イカもタコも、分類上は「軟体動物門・頭足綱」に属する仲間です。しかし実際には、そこからさらに別の系統に分かれており、 という分類になります。名前のと ...

“白身”と“赤身”の本当の違いは?筋肉と酸素の関係を解説

はじめに 魚を食べるとき、自然と「これは白身だな」「これは赤身だな」と分類していますが、その違いは一体どこから来ているのでしょうか?味や色の違いはもちろんのこと、実は魚の“筋肉の種類”や“泳ぎ方”“酸素の使い方”にまで深く関係しています。本記事では、白身魚と赤身魚の構造的な違いと、それが味や栄養にどう影響するのかを、わかりやすく解説いたします。 第1章:赤身魚と白身魚の違いは「筋肉」にあった ●見た目だけじゃない「赤」と「白」の意味 私たちが魚を選ぶとき、自然と「赤身か白身か」を意識しています。マグロやカ ...

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