
もくじ
はじめに
「魚焼きグリル、うまく使いこなせない…」
「焼いたら皮がくっつく」「身がパサつく」「後片付けが面倒」――
そんなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか?
でも実は、ちょっとしたコツと工夫で、魚焼きグリルは“最強の調理器具”に早変わりします。
本記事では、
- 魚焼きグリルの特徴と正しい使い方
- よくある失敗とその対処法
- 皮パリ&ふっくらジューシーに焼くプロのテクニック
などを、家庭でもすぐに試せる実践的な内容でお届けします。
焼き魚がもっと美味しくなること、間違いなしです!
第1章 魚焼きグリル、実は“焼きに特化した最強の火力”

多くの家庭のキッチンに標準装備されている「魚焼きグリル」。
でも、「魚を焼くだけの装置」と思われがちで、使われず眠っているケースも少なくありません。
実はこのグリル、魚を“美味しく焼く”ために特化した、非常に優れた調理器具なのです。
魚焼きグリルの火力はフライパンよりも高い
魚焼きグリルの最大の特徴は、直火(じかび)での加熱です。
これにより、次のようなメリットがあります:
- 表面を一気に高温で焼くことで、皮がパリッと仕上がる
- 中までしっかり火が通っても、水分や旨みを逃がしにくい
- フライパンよりも焼きムラが少なく、香ばしく焼ける
特にガス火のグリルは、約250℃〜300℃にも達する高火力で、まさに“焼き魚専用オーブン”のような働きをします。
上下の火で“包み焼き”に近い状態に
グリルの種類にもよりますが、多くの魚焼きグリルは「上火・下火」の両方を備えています。
これにより、
- 上からの火で皮をこんがり
- 下からの火で身の芯まで火を通す
という効率的な焼き方が可能になります。
これは、オーブンやトースターにはない“外カリ・中ふっくら”な焼き上がりを叶えてくれる大きなポイントです。
水ありグリル・水なしグリル、それぞれの特徴
魚焼きグリルには主に2種類あります。
水ありグリル(従来型)
- 受け皿に水を張って使うタイプ
- 煙やにおいを抑える効果あり
- 手入れはやや手間がかかる
水なしグリル(最近主流)
- プレートや網の下に水を入れず、強火で一気に焼く
- 高温でカリッと焼けるが、焦げに注意が必要
- 掃除が比較的ラク
どちらにもメリットがありますが、魚の種類や厚みによって使い分けると、さらに美味しく焼けます。
焼き魚にこそ活かせる“専用機能”
近年のガスコンロには、グリルに次のような機能が付いている場合もあります:
- 自動焼き加減調整機能(厚みをセンサーで判断)
- タイマー機能(焼きすぎ防止)
- 両面焼き機能(裏返し不要)
こうした機能を使えば、「魚焼きは難しい」「焼きすぎちゃう」が一気に解決。
むしろ、フライパンより失敗しにくい調理法になります。
次章では、「焼いたら皮がくっつく」「身がパサパサになる」など、魚をグリルで焼くときによくある失敗とその解決法をご紹介していきます!
第2章 よくある失敗とその解決策(くっつき・パサつき・臭いなど)

魚焼きグリルは便利でも、「うまく焼けない」「後始末が大変」と感じる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、家庭でよくある焼き魚の失敗例と、すぐにできる改善ポイントをまとめて解説いたします。
【失敗①】皮が網にくっついてはがれる
焼き魚の定番トラブルですね。焼き上がっても、皮が網にベッタリ…。
原因:
- 網が冷たいまま魚をのせている
- 魚の表面に水分が多い
- グリルに油を塗っていない
解決策:
- グリルをあらかじめ温めておく(予熱2〜3分)
- 魚の表面はしっかりキッチンペーパーで水気を取る
- 網に薄く油(サラダ油やごま油)を塗るとくっつき防止に◎
👉 フッ素加工の網があれば、くっつきトラブルは激減します!
【失敗②】身がパサついてジューシーさがない
ふっくら焼きたかったのに、乾いて固い焼き魚に…。
原因:
- 焼きすぎ・火が強すぎる
- 薄い切り身を強火で焼いている
- 下処理で塩を強く当てすぎた
解決策:
- 中火〜やや弱火でじっくり焼く(表面は高温、内側はゆっくり)
- タイマーを使って焼きすぎを防ぐ(片面5〜7分が目安)
- 下味の塩は焼く直前に軽くふる程度で十分
👉 焼いている途中に焦げが強く出たら、アルミホイルで覆って調整するのも手です。
【失敗③】生臭さが残る・煙やにおいが強い
焼いたあとのにおいが気になる・煙がすごいという声も多いです。
原因:
- 魚の水分や脂がグリルに落ちて焦げる
- 焼く前の下処理が甘い
- グリルの掃除不足による焦げ残り
解決策:
- 魚の表面の水気・血合い・ぬめりをよくふき取る
- 魚の下にグリル用プレートやアルミホイルを敷くと受け皿が汚れにくい
- 使用後はグリル内部・網・トレーをこまめに洗浄
👉 特に脂の多い魚(さば・ぶり・さんまなど)は煙が出やすいので、換気をしっかりする+低温でじっくり焼くのがポイントです。
ちょっとしたひと工夫で、グリルのトラブルは避けられます。
次章では、さらに一歩進んで、「パリパリ皮&ふっくら身に仕上げるためのプロのテクニック」をご紹介してまいります!
第3章 焼き魚を美味しく仕上げるコツとひと工夫

魚焼きグリルで、皮はパリッと、身はふっくらジューシーに仕上げるには、いくつかのテクニックがあります。
ほんの少しの手間で、焼き魚のクオリティはぐんと上がります。
【コツ①】焼く前の下ごしらえで差が出る
● 水気をしっかりふき取る
焼く前に、魚の表面や切り身の断面についた水分は、キッチンペーパーでしっかりふき取るのが基本。
→ 余計な水分を除くことで、焼きムラや生臭さを防げます。
● 軽く塩をふる
塩をふることで、表面のたんぱく質が引き締まり、焼き上がりがパリッと仕上がります。
→ 下味にもなり、皮のめくれや崩れも防止。
【コツ②】皮目から焼くのが基本
切り身の魚は、皮目を上にして焼き始めるのが鉄則です。
- 高温のグリルに皮を直火で当てることで、香ばしい焼き色と食感が生まれる
- 最初に皮をしっかり焼くことで、焼いている間に形が崩れにくくなる
→ 皮がしっかり焼けてから裏返すことで、仕上がりが格段に良くなります。
【コツ③】グリルの予熱で焼きムラ防止
グリルは、焼く前に2〜3分間空焚きして予熱を入れるのが効果的です。
- 火力が安定し、焼き始めから熱が均等に入る
- 網が温まっていると、魚の皮がくっつきにくくなる
→ 予熱がないと、焼き始めの温度ムラで皮がベタついたり、パサついた仕上がりになることも。
【コツ④】タイマー&アルミホイル活用で失敗防止
- 焼き時間は、片面5〜7分が目安(魚の厚みによる)
- 焼き色がつきすぎたら、上からアルミホイルをかぶせて焦げ防止
- 火の通りに不安がある場合は、一度取り出して余熱で火を通す方法も有効
→ タイマー機能があるグリルなら、時間管理も簡単です。
【ひと工夫】グリルシート・プレートを使えば後片付けも楽
最近は、魚焼き専用の「グリルプレート」「グリルシート」なども多く販売されています。
- 網を使わずに済むので、皮がくっつきにくくなる
- 脂やタレが落ちにくく、掃除が格段に楽になる
→ キッチンペーパーやクッキングシートでは代用できないので、専用シートの使用がおすすめです。
次章「おわりに」では、グリル調理の魅力を再確認しながら、
「焼き魚=面倒」から「焼き魚=手軽で美味しい」に変えるヒントをまとめます!
おわりに グリルを味方にすれば、焼き魚はもっと楽になる!
魚焼きグリルは、「使いづらい」「後片付けが大変」というイメージを持たれがちですが、
実は“焼き魚を最も美味しく仕上げることができる”調理器具です。
- 高火力で皮はパリッと、身はふっくら
- 上下からの加熱でムラなく中までしっかり火が通る
- 焼き加減・温度調整でプロのような仕上がりも可能
少しの予熱、ちょっとした下処理、タイマーの活用――
ほんの数ステップで、焼き魚の悩みはすっきり解決できます。
グリルを使いこなせば、
「焼き魚=面倒」から、「焼き魚=時短で本格的、しかも美味しい」に変わるはずです。
これまで敬遠していた方も、ぜひ一度、今回ご紹介したポイントを試してみてください。
魚焼きがもっと楽に、そしてもっと楽しくなります。
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